かーびーの田舎暮らし

《自然農、魚釣り、体験イベント、DIY》好きなことで生きていく為の仕事やお金の稼ぎ方のヒントになるように綴る田舎暮らしのブログです。

ついにきた最低気温マイナスの日

朝起きて寒いなぁーーっと思いながら畑に行ったらそれもそのはず。

バケツの水が凍ってる!!

f:id:hayato774:20181211105127j:image

 

そりゃ寒いわけだ。休憩小屋に掛けてある温度計もマイナス2℃。。

ついにきたか氷点下。こうなってくるといよいよ夏の野菜達は全滅します。

トマトやナス、ピーマン、時にはキュウリなんかも生き残ってたりするけど、彼らはやっぱり夏の野菜。氷点下になると体内の水分が凍って膨張し、細胞壁をぶち破ってしまうので、内部から細胞が破壊されます。

骨を保たない植物は固い細胞壁で細胞を包むことで形を維持しています。

その細胞壁が壊されると形を維持出来ずにへにゃっとして、その後枯れていきます。

寒さに強い野菜達は、氷点下になっても凍らないように細胞内の糖度を高めます。

そうすると、凝固点降下といって、凍る温度を下げることが出来て凍結による膨張→細胞壁の破壊を免れるのです。

そして、糖度を高める為、食味も甘くなるわけです。

これが、冬野菜が寒さにあたると甘くなる理由です。


話がそれましたが、今日の作業はジャガイモ掘りです。

f:id:hayato774:20181211105136j:image


葉っぱが元気なうちは生長するだろうから待っていたのだけど、氷点下になると、耐寒性の低い葉や茎は凍ってしまい、細胞壁が破壊され、写真のようにぐったりとします。

こうなってはもう再生しないので、掘り出すタイミングなわけです。

 

このまま放っておいても、ジャガイモ自体はむしろ土の中で保存できるのですが、茎が枯れて無くなるとどこに埋まっているかが分からなくなり、いざ掘り出す時に芋を傷つけやすくなってしまう為、茎が残っている内に掘り出したいのです。

(今、記事を書いてて気づいたのですが、棒などを刺して目印にしておけば茎が枯れてもどこに埋まってるか分かるから土中での保存も有りなのではないかと思いました)

 

そんなこんなで3日掛かりで2号地のジャガイモは掘り出し終えました。

来春に植える種芋にする分を確保して、大きく立派に育ったものは少量ですが販売に回すことにしました。

 

掘り出す時に傷つけちゃったやつは日持ちもしないので、味見も兼ねて私のご飯になります。

 

手前味噌な話ですが、やっぱりジャガイモも美味い!

蒸すだけで立派なおかず…いやむしろ主食になりました笑

 

来年はジャガイモとサツマイモの生産に力を入れようと考えています。

色々考えた結果、最近の異常な気象では夏野菜に力を入れてたくさん育てるのはリスクが高く、それよりも単価は多少安くとも、真夏の作業はあまり必要なく、収穫後の保存性も良い芋類がたくさん育てるのには向いていると考えたからです。

 

イベントとしても芋掘りは楽しく大人気ですし、焼き芋やジャガバターにしても美味しく楽しく幸せですから。

 

ピースファームの芋達を皆様の食卓にお届け出来るように栽培がんばります!