かーびーの田舎暮らし

《自然農、魚釣り、体験イベント、DIY》好きなことで生きていく為の仕事やお金の稼ぎ方のヒントになるように綴る田舎暮らしのブログです。

自然栽培の野菜と有機野菜の違いを知りたい方へお勧めの本

書籍のレビュー記事です

 

今回紹介する本はこちら↓

ほんとの野菜は緑が薄い 日経プレミアシリーズ

ほんとの野菜は緑が薄い 日経プレミアシリーズ

 

「自然栽培の野菜」というものがどういう物なのか、一般的な慣行農法の野菜とはもちろん、「有機野菜」との違いはなんなのか?

それを知ることが出来た一冊で、内容も著者の河名秀郎さんの体験と実践、実験に基づくもので読みやすく信憑性もあるものでした。

私自身が自然農法で野菜を育てていき、その野菜を自分で食べたり他の人に食べて頂いた時の反応や感想を聞くと、こちらの本に書いてあることが本当なんだなと改めて実感できる内容でした。

 

自然農法や自然栽培で野菜を育ててみたいという方はもちろん、食の安心安全や美味しい野菜や食べ物に興味がある方にもお勧めの本です。

 

一見正しいように思える事柄も…?

例えば

・虫が食っている野菜は安全で美味しい

・色が濃い方が栄養があって良い野菜

・無農薬野菜なら安全なのは間違いない

・化学肥料より有機肥料の方が安全

・時間が経てば野菜は腐るのが当然

 

という野菜にまつわる話。まだまだ世間一般ではこの認識が正しいと思われる方も多いと思いますが、この本には真逆だったり、ちょっと間違っていたり、曲解されているという内容が理由付で詳しく書かれています。

 

私自身、最初に読んだ時は驚きましたが、その後自分でも栽培をしてみると納得のいくものばかりでした。

 

今では広く知られるようになってきた「自然栽培」や「自然農法」そしてそれによって育てられた野菜たち。

私自身もそれらの野菜や栽培方法を伝えて食と地球環境について考えるきっかけになって欲しいと思って活動していますが、この活動がやりやすくなったのも河名さんのような方たちが、無農薬・無肥料栽培なんて全くの非常識として見られてしまうような時代(30年以上前)から辛抱強く続けてきてくださったおかげだと思い感謝しています。

 

【目次紹介】

※目次内容は全部ではなく抜粋して掲載します

プロローグ ほんとの野菜とは?

第一章 野菜は本来、腐らない

虫と人の「おいしい」は同じなのか

肥料を使わなければ、虫は自然にいなくなる

雑草はいずれ生えてこなくなる

野菜の病気も大切なプロセス

腐る野菜と枯れる野菜、どちらを食べますか?

命のリレーができない野菜が多売されている

第二章 ほんものの野菜を見分けるー農薬と肥料について考えたことー

土にも種にも農薬は使われている

無農薬なら安全なのか

牛が知っていた自然な野菜と不自然な野菜

緑が濃い野菜は体に良いのか

有機野菜のショッキングな事実

第三章 肥料はなくても野菜は育つー土について考えたことー

どうやったら無農薬無肥料で野菜が育つのか

有機栽培の落とし穴

土の「凝り」をほぐす方法

土がきれいになれば、ミミズは自然にいなくなる

地元でも大きな収穫量を上げる自然栽培の田んぼ

第四章 その野菜、命のリレーができますか?ータネについて考えたことー

キュウリから白い粉がでるのは自然なこと

子どもを残せないタネが主流になっている

遺伝子組み換えはこんな身近にある

「遺伝子組み換え不使用」表示の裏側

タネなしフルーツの背景には

第五章 「天然菌」という挑戦ー菌について考えたことー

市販の味噌を食べられない人がいる

天然菌を使っていない発酵食品

その菌は作られている

天然菌と作られた菌は何がちがうのか

天然菌の復活①~③

納豆の旬とは?

第六章 自然は善ならずー自然界を見つめなおして思うことー

「植物を食べる」ことの意味

野菜の栄養価は昔より落ちている

戻るのではなく、進む

不自然を自然に戻すちから

第七章 野菜に学ぶ、暮らしかたー自然と調和して生きるということー

野菜と人は同じ、と考えてみる

健康法は「入れない」そして「出す」

自然栽培を手本に、アトピーと闘う

栄養素という概念をとりあえず捨てる

ファーストフード1日4食からでも遅くない

 

※目次の内容は抜粋してあり、実際にはもっと多くの内容に分かれて書かれています。

191ページあります。

 

 

ほんとの野菜は緑が薄い 日経プレミアシリーズ

ほんとの野菜は緑が薄い 日経プレミアシリーズ

 

 

目次見てたら気になることも多かったので改めて読み返してみようと思いました。